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空の検索で213件の結果が見つかりました。
- 東南アジア最大級のイノベーションイベント『Innovfest Unbound 2019』に出展致しました。
シンガポール企業との取引準備を積極的に進め、 今後もアジアにおける市場開拓 Arithmer株式会社はシンガポールで開催された東南アジア最大級のイノベーションイベント『Innovfest Unbound 2019』のJ-Startupパビリオン(ジェトロ運営)に出展致しました。『Innovfest Unbound』は近年めざましい発展をみせるアジアに世界中の企業、スタートアップ、起業家、ベンチャーキャピタルを集める国際展示会・商談会です。シンガポールは国を挙げたデジタルイノベーション戦略を推進しており、スマート構想(Smart Nation Innovations)の名のもと『Innovefest Unbound』を主催しています。Arithmerはシンガポール企業との取引準備を積極的に進め、今後もアジアにおける市場開拓を活発化して参ります。 日時 2019年6月27日(木) 会場 Marina Bay Sands, Sands Expo & Convention Centre
- 応用数理の国際会議ICIAM 2019にてレクチャー致しました。
レクチャーおよび学会ポスター発表に参加 ArithmerはICIAM 2019に参加致しました。ICIAMは最先端の産業や応用数理の展示会であり、異なる分野の協同研究のプラットフォームとなっています。ICIAM 2019においてArithmerは研究開発本部次長 安田昂平、佐藤大輔、Dia開発室室長 上坂正晃、DB開発室室長 有田親史、R3開発室室長 八登浩紀がレクチャーおよび学会ポスター発表に参加しました。ICIAM 2019では科学、工学、産業、等の有識者が専門的な知見でこれらの分野の横断的な利用を検討し、AI技術のより深い用途の協議が期待されます。 日時 2019年7月15日(月)~19日(金) 会場 バレンシア大学(スペイン) ■レクチャー発表 「Mathematics in machine learning」 Arithmer株式会社 研究開発本部次長 佐藤大輔 京都大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。博士課程修了後はフランス・サクレー研究所、アメリカ・ブルックヘブン国立研究所、イタリア・ECT研究所、ドイツ・フランクフルト大学で理論物理学の研究に従事。日本物理学会若手奨励賞受賞。AI分野で数理系の素養が活かせ、かつ直接社会に貢献できる可能性を知り、2018年にArithmerに入社。主に画像認識およびロボティクス関係のプロジェクトに携わる。 「The well-posedness and its short-time asymptotics of the reaction-diffusion-particle model for the camphor motion in two dimension」 Arithmer株式会社 Dia開発室室長 上坂正晃 東京大学大学院数理科学研究科 博士後期課程修了(博士〔数理科学〕)。その後,同大学院と北海道大学電子科学研究所にて,応用数学(逆問題、数理モデリング、最適化問題)の研究に携わる。AIやそのベースにある数学を用いた社会的課題の解決に興味を持ち、2019年にArithmer入社。東京大学大学院数理科学研究科 特任准教授。 ■ポスター発表 「Our challenges developing AI techniques」 Arithmer株式会社 研究開発本部次長 安田昂平 東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修士課程修了。ソフトバンク株式会社にエンジニアとして入社後、AIの可能性を知り、2017年にArithmer入社。主に動画像処理関係のプロジェクトに携わる。 Arithmer株式会社 DB開発室室長 有田親史 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。九州大学、フランス・サクレー研究所、ドイツ・ザールラント大学で研究と教育に従事。日本物理学会若手奨励賞受賞。直接社会と関わって人の役に立つ仕事を求めて2018年にArithmer入社。 Arithmer株式会社 R3開発室室長 八登浩紀 京都大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。博士課程修了後流体シミュレーション会社で研究開発に従事。AIを用いた社会貢献に従事すべく2018年にArithmer入社。
- 『徳島新聞 滴翠クラブ』において弊社代表が「AI Smart Network~AIの様々な業界への 適用事例」について講演しました。
※発行元の掲載許可を得ております。 2020年2月13日に開催された『徳島新聞 滴翠クラブ』において、弊社代表 大田が講演いたしました。 『徳島新聞 滴翠クラブ』は激動する内外の諸情勢を的確につかみ、地域社会の発展について考えていく政治経済懇話会です。 『徳島新聞 滴翠クラブ』 日時 2020年2月13日(木)(講演 12:20~) 会場 新聞放送会館7階大会議室(徳島市中徳島町2丁目5-2) 主宰 徳島新聞社 『徳島新聞 滴翠クラブ』2020年2月例会にて弊社代表が行った講演の内容は、2020年2月14日の徳島新聞 朝刊6面に掲載されました。 本講演会では、「AI Smart Network~AIの様々な業界への適用事例~」について話しがあり、安全運転からスーツの自動採寸、災害対応など、幅広い場面で採用されているArithmerのAI技術が紹介されており、「技術を生かして、いろんな社会課題に対応したい」と話す、弊社代表の見解を掲出しています。 その他、本記事ではより詳細な技術紹介として、ArithmerOCRの手書き判別システムや水害時にドローンで上空から浸水地域を撮影し浸水高を算定するシステム、AIロボットによるより効率的な創薬開発、などを取り上げ、4月に徳島大学内のオフィスから徳島駅クレメントプラザに移転する報告についても記載しています。 2020年2月14日付 徳島新聞(朝刊)6面 ※発行元の掲載許可を得ております。
- Arithmerが「大阪府DX推進パートナーズ」として 中小企業の課題解決に向けたソリューションを提案します。
※発行元の掲載許可を得ております。 中小企業の課題解決策をオファーする役割を担い、 より広い社会に対するAI利用を想定し、協業への取り組みを推進 Arithmer株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大田佳宏)は中小企業の課題に応じたDX推進に資するソリューションを提案する「大阪府DX推進パートナーズ」として、企業活動において真にお困りごとを抱えている大阪府内の中小企業に親身に向き合い、自社の技術等を用いてその問題の解決をめざす「大阪府DX推進事業」に大阪府と連携して取り組みます。 この取り組みは大阪府知事が週に一回配信している「知事コラム」にも取り上げられ、大阪府知事の取り組みに対する熱心な思いが記載されています。 ArithmerはこれまでOCRや静止画解析、動画解析、自然言語処理、3Dモデル自動生成、スマートロボットなどAIを活用したソリューションサービスの研究・開発を行い、それをB2Bにビジネス展開してきました。 この度、中小企業の課題解決策をオファーする役割を担い、これまで大手企業との共同開発を通して培った技能を活用して、より広い社会に対するAI利用を想定し、協業への取り組みを推進して参ります。 本事業は大阪府が府内市町村、商工会議所および商工会等と連携し、一期一会のマッチングではなく、持続可能なシステムを提供し、府内中小企業様とDX推進ソリューションを提案する企業の連携を随時サポートする取決です。 Arithmerは企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを元に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するご支援をさせて頂きます。
- 福島県広野町などとAIスマートシティプロジェクト推進に関する協定を締結
広野町役場において開催されたAIスマートシティプロジェクト推進に関する協定締結式 6月3日、福島県広野町役場において広野町と株式会社大和田測量設計と弊社がAIスマートシティプロジェクト推進協定を締結しました。このプロジェクトはAIを災害に強いまちづくりに役立てる取り組みです。協定の締結はNHKニュース 「おはよう福島」、読売新聞 福島、福島民友新聞社、福島民報社、河北新報社、等において取り上げられました。 広野町のスマートシティプロジェクトは、AIとドローンを活用し、短時間で集中豪雨・洪水・津波などによる浸水被害を予測する技術の実証を進め、被害を最小限に抑える試みです。プロジェクトは、広野町および数学を応用したAI開発を手掛けるArithmer、そして高性能のドローンを所有する株式会社大和田測量設計の3者が連携して推進します。AIとドローンによる被害予測を実証する自治体は全国で初めてといわれています。 広野町は予測データを活用し、住宅や医療機関の浸水対策やより安全な避難経路の確保などを進めます。これまで想定されていなかった氾濫の危険性のある箇所が判明する可能性もあり、被害を回避するための事前の備えにつなげる方針です。 弊社代表は「東日本大震災からの復興を成し遂げ、防災への意識が高い広野町において事業を進めたいと考えてまいりました。全国また世界へと発信できるようなスマートシティモデルを構築できればと考えています」と話しました。また梅雨の水害時にも浸水予測を行うことで被害の軽減に貢献できると予想されます。Arithmerと株式会社大和田測量設計は定期的に広野町を撮影し、様々なパターンを想定した浸水予測データを準備し、広野町に提供する予定です。 2020年6月4日付 読売新聞 福島(朝刊) 23面 ※発行元の掲載許可を得ております 2020年6月4日付 福島民友新聞社(朝刊) 2面 ※発行元の掲載許可を得ております 2020年6月4日付 福島民報新聞社(朝刊) 3面 ※発行元の掲載許可を得ております 2020年6月8日付 河北新報社(朝刊) 20面 ※発行元の掲載許可を得ております
- シリーズBエクステンションラウンドの 第三者割当増資により5億円強を資金調達
OCRや静止画解析、動画解析、自然言語処理、チャットボット、3Dモデル自動生成、スマートロボットなどAIを活用したソリューションサービスの研究・開発を行い、それをB2Bにビジネス展開しているArithmer株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大田佳宏)は、4社から5億円強の資金調達を実施しました。 米国シリコンバレーに本社を置くペガサス・テック・ベンチャーズが運用するファンド(以下ペガサス)よりご出資いただき、当ベンチャーキャピタルのもつ日本国内のネットワークを活用して弊社製品を拡販させると共に、同社からはそのグローバルなネットワークを活用し、弊社の海外展開への支援をしていただくことになっております。 また、昨年8~9月に実施したシリーズBラウンドに引き続き、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザーから資金調達を行い、同時に弊社全製品を対象とする営業代理店契約を締結しました。同社グループの持つ顧客基盤および全国の金融機関等とのビジネスマッチングネットワークを活用し、弊社の事業拡大及び企業価値向上を図ってまいります。 さらに、今年4月にオフィスを拡大・移転させた徳島に本社を置く株式会社徳島大正銀行(既存株主)及びその他1社から資金調達をおこいました。弊社代表の出身地である徳島は、Arithmerの祖地と位置づけ、引き続き多くのお客様の業務効率化による業務負担の軽減や生産性向上等に貢献してまいります。 ■米国シリコンバレーVC、ペガサス・テック・ベンチャーズからのコメント 「AIソフトウェアにおいて7つのモジュール開発に成功し、トヨタグループ等のアドバイザーとして日本を牽引するArithmer社のAI技術は、世界的に見てもレベルの高い技術となっております。昨今のコロナ禍においても、我々の日常を支える様々な業務・製品へAI技術がますます取り入れられることが予想され、世界の”未来”をつくる企業であると確信しております。ペガサスとして、Arithmer社をグローバルマーケットに繋げていきたいと思います。」 【Arithmer株式会社の会社概要】 社 名:Arithmer株式会社 代表者:代表取締役社長 大田 佳宏(博士[数理科学]) 所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー 38/40階 事業内容:画像解析、自然言語処理、3Dモデル自動生成、スマートロボットなどAIサービスの研究・開発・販売 URL:https://www.arithmer.co.jp/ 【本件に関するお問い合わせ】 Arithmer株式会社 担当者:乾 隆一 TEL:03-5579-6683 e-mail:info@arithmer.co.jp
- Arith Packageの販売を開始させていただきます
「ArithOCR請求書」「ArithDrive運転支援」 「ArithCheck画像検品」の3つのパッケージ製品販売 Arithmerは10月9日より、「ArithOCR請求書パッケージ」「ArithDrive運転支援パッケージ」「ArithCheck画像検品パッケージ」の3つのパッケージ製品の販売を開始させていただきます。 これらのAIパッケージは汎用性が非常に高く、 より多くの方々に、あらゆる用途でご使用頂くことができます。 「ArithOCR請求書パッケージ」は、煩雑な請求書処理業務を大幅に効率化します。 お客様専用のオーダーメイドモデルを構築し、 類似画像検索技術により請求書の過去処理情報検索の業務負荷を軽減させ、 非定型OCR技術によって請求書処理の負担をさらに削減させることができます。 「ArithDrive運転支援パッケージ」は、Arithmerの高度AI動画解析技術のノウハウを凝縮した、交通事故を未然に抑止するためのAIシステムです。 Arithmerの運転支援AIシステムの利点は、飛び出しや巻き込み事故の抑止、 あるいは追突事故の抑止といった、具体的な交通事故を減らす取り組みを、 安価で導入できることです。AIを活用することでリスクを減らし、 人間の能力を補完することでドライバーの安全運転をサポートします。 「ArithCheck画像検品パッケージ」は、Arithmer独自のアルゴリズムによる目視検査の自動化で、工場等における検品作業の品質向上と負荷軽減を実現します。 自動車部品・家電・日用品・食料品など、お客様環境で、 お客様専用のAIモデルを作成することができ、従来のアルゴリズムよりも学習速度が圧倒的に早く、短時間学習と高精度を両立しています。 これら3つの製品を含む「Arith Package」はこれからも進化し、 また新たなパッケージの製品開発も予定しております。 より詳細な情報に関しては以下の窓口へお問い合わせくださいませ。 この件に関するお問い合わせ Arithmer株式会社 | お問い合わせページ https://www.arithmer.co.jp/contact ※「お問い合わせ」の「タイトル」欄に 「Arith Packageに関する質問」とお書き添えの上、ご連絡ください。
- Arithmer Staff Interview
日々進歩しているAI / DX技術にキャッチアップして、課題にベストフィットする手法でお客様の期待に応えます。 研究開発本部 原田 浩一さん 東京大学大学院で物理学の素粒子理論を専攻し、数学との境界領域で研究を行った。またかねてより、深層学習や機械学習に深い興味を抱いており、博士課程修了後、高度な数学をAI分野に応用するArithmerの事業に魅力を感じ入社 Staff interview 原田さんは大学院の博士課程で研究をしている時にArithmerと出会いました。素粒子理論の中でも数学的な側面が強い研究をしてきた原田さんは、自分の技術を伸ばしつつ、研究開発に携われるArithmerに魅力を感じ、エンジニアとしてのキャリアをスタートしました。原田さんに、入社後に手がけたプロジェクトの詳細や職場環境などについて詳しくお聞きしました。 Contents 大学での専攻や学生生活 Arithmerで働く楽しさ Arithmerで取り組んでいるプロジェクト Arithmerで今後挑戦したいこと Arithmerへの入社を考えている方へのメッセージ 1. 大学での専攻や学生生活 技術を磨くと同時に、社会課題の解決など、目的意識をもって働くことが重要だと思っています。 ■大学では何を勉強されていましたか? 原田:私は大学の物理学科に入学し、大学院で素粒子理論の研究を行いました。数学は小さいころから好きで、博士課程では素粒子理論の中でも数学的な側面が強い、表現論という分野に関連するテーマで修士および博士課程でこの研究に携わりました。私の専門分野だと実験ではなく理論がベースとなっているので、基本的に机とPCがあれば事足ります。研究室では研究室メンバーと議論を深めつつ、ひたすら鉛筆で計算をするといった研究スタイルでした。 ■専門として研究されていた分野についてもう少し詳しくお聞かせいただけますか? 原田:具体的には、素粒子理論は対称性というのが重要な概念となっておりまして、例えば現実に解くのが難しいといわれるようなものであっても、対称性の理論を使用することで計算ができたりすることがあります。たとえば、丸い円というのは対称なわけですが、その対称性はあまり大きいわけではありません。そこでもっと大きな、様々な対称性がある事物において、ほとんど対称性だけで問題が解けてしまうということが起きます。私はそのような分野の中で「表現論」や「2次元の共形場理論」といったフィールドを専門としていました。 2. 入社のきっかけ ■どのようなきっかけでArithmerを知りましたか? 原田:数学を活かした仕事ができないかと調べている時に、偶然ホームページで数学の教授である大田社長が起業しArithmerを知りました。またArithmerの社員もアカデミア出身の方が多く、高度な技術を使用している点に魅力を感じ、入社したいと思いました。企業ミッションや大田社長のメッセージに賛同したという点も大きかったです。入社前は流体予測AIシステムや画像解析といった数学が強く関連する技術に特に興味を持っていました。 ■Arithmerで働きたいと思ったきっかけはありましたか? 原田:面接で上坂さんとお話する機会があったのですが、現役の特任准教授として数学の研究を続けていることを知りました。今まで数学を研究しながら企業での仕事もしている人を見たことがなかったので、その点はとても新鮮でした。エンジニアという仕事の中でも最新の技術に触れてそれを論文に書くこともあると知り、Arithmerはアカデミアの技術を積極的に活用していくことを重視していると感じ、強い興味を抱きました。 ■Arithmerに入社してからプログラマーとしてのキャリアがスタートしたのですよね?どのようにエンジニアとしてのスキルアップを積まれているのでしょうか? 原田:それまでプログラミングの長いキャリアがあったわけではないので、まずは地道にプログラミングを学習しました。一方、技術を磨きつつ、知識のインプットだけではなく、社会課題の解決など、目的意識をもって働くことが重要だと思っています。 3. Arithmerで働く楽しさ ■Arithmerのどのような点に面白さを感じていますか? 原田:まわりに優秀な人が多いので、そこから刺激を得られますし、吸収もできるので、成長し続けられるところが大きな魅力だと感じています。違う分野において深い専門性を持っている人々と共通認識を持てたり、心地よい違和感を得られたりなど、勉強になることが多いです。 ■Arithmerでの仕事のやりがいについて教えてください。 原田:開発案件で使う技術の調査段階で、その技術の習得ができるという点にやりがいを感じます。また新しい技術を身に着けながら仕事ができるところがとても魅力的です。 ■Arithmerらしいカルチャーだと感じるところがあればお聞かせください。 原田:毎週木曜日に開催されるArithmerの社内セミナーは技術的な内容を取り上げるだけでなく、営業企画本部が開催するセミナーもあり、幅広い分野に渡って勉強できるのがとても面白いと感じています。 4. Arithmerで取り組んでいるプロジェクト ■チームでの仕事内容について教えてください? 原田:最近携わった「トヨタ自動車の工場内運搬カート」 のプロジェクトについてお話します。 このプロジェクトでは、工場内で走っているカートが人にぶつかるリスクを事前に回避したい、というお客さまの課題がありました。手法としては物体検知と呼ばれる技術を使いカートと人を検知し、検知したカートの領域から、危険なエリアを事前に検出し、そのエリアに人が侵入した時にアラートを出すというシステムになっています。 人が危険エリアに入ってから、それを検知するまでの速度と精度において運用に耐えられるものを開発する必要があったため、工夫を凝らしました。またディープラーニング手法で学習したことが毎回うまくいくわけではなかったので、どこに失敗の原因があるかを突き止め、改善を加えました。一つのプロジェクトを検収まで一貫して手がけたという点ではとても印象深かったです。 画像解析や物体検知の技術は日々進歩しているので、キャッチアップをしつつ、課題にベストフィットする手法を使って、お客様の期待に応えられるものにするのが大事だと思っています。物体検知は、リアルタイムな推論速度と精度の高さに課題が多く、論文レベルの研究とビジネスレベルの現場実用とでは乖離が出る場合があります。たとえば、画像の画質がそれほど高くはないケースであっても実運用で使用可能なものにすることが求められます。 物体検知技術は自動運転などの運転支援としても使用されますが、自動車が時速60キロで走っている時に1秒後に検知をしたら役には立たないわけで、異常を発見してからコンマ何秒で止めなければならないとしたら、それだけ早くて正確な物体検知のアーキテクチャーが必要となってきます。 5. Arithmerで今後挑戦したいこと これからも社会的にインパクトのある技術開発に携わっていきたいです。 ■今後、Arithmerでどのような仕事をしていきたいと考えていますか? 原田:具体的な案件の開発業務を活発に手がけていきたいと考えていますが、同時に研究開発も進めていけたらと考えています。Arithmerは数学を強みとしている会社なので、予兆保全などに関連した研究に貢献できる事を目標としています。 6. Arithmerへの入社を考えている方へのメッセージ ■それでは最後にArithmerに興味関心を持ってくださる方へ一言お願いします。 原田:何かしらの課題が発生した時に自分で調査して解決できる人、また他の優秀な人とともに成長したいと考えている人が向いていると思います。バックグランドも様々な人々が集まっており、色々と吸収して成長できる環境だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!
- Arithmer Staff Interview
Arithmerでは、AIやDXなど最先端分野で世の中にない技術やサービスを手がけることができます。 先端技術事業部 髙田 健吾さん 大学卒業後、大手電機メーカー系商社に入社し、営業部門へ配属。顧客に対する製品の提案、販売、納期、価格調整に従事。その後、工場、機械装置メーカー、他拠点で取引のある顧客を中心に新規開拓を行い、特に空調サブコン向け監視システムに注力。2021年9月、Arithmerに入社。 Staff interview Arithmerのセールスを担当し、お客さまとの橋渡しの役割を果たす営業メンバーは、どのように会社とかかわっているのでしょうか。今回は、先端技術事業部の一員として活躍する髙田さんにお話を伺いました。工場などにおける製造現場の異常検知から水害時の浸水被害予測まで、広範な経験を重ねてきた髙田さんが心がけているのは「まだ世の中にないサービスを提供する」こと。「アイディア次第でその技術を新たな事業に広げることができる」と語る髙田さんに、Arithmerで働く楽しさ、そして目指したい未来について語ってもらいました。 Contents Arithmerで働く楽しさ 入社のきっかけ 大学での専攻や学生生活など Arithmer入社以前のお仕事 Arithmerで取り組んだプロジェクト Arithmerでの目標 Arithmerへの入社を考えている方へのメッセージ 1.Arithmerで働く楽しさ Arithmerは業界でもリーディングカンパニーのお客様が多く、スリル感や達成感を得られる環境だと思います。 ■Arithmerのどのような点に楽しさを見出していますか? 髙田:Arithmerのお客様は業界でもリーディングカンパニーが多く、ハイレベルで技術的に難しい仕事が求められます。またArithmerが手がける技術はAIやDXなど最先端分野であるため、まだ世の中にないサービスを提供しています。そんなところに楽しさを感じています。またそのような意味で、スリル感や達成感を得られる環境だと思います。さらにお客様のニーズがはっきりしている時もありますが、明確な答えがないケースも多く、正解がないだけに、大きなやりがいを感じています。 ■入社当時、Arithmerのビジネスやソリューションについて、どのような印象を持ちましたか? 髙田: AIやDXの技術を幅広い業界や業種に提供している印象がありました。またその一個一個を理解するのが難しそうだな、というイメージはありました。 入社前は特にArithmerの3Dビジョンロボットに興味をもっていました。 ■Arithmerに実際に入られて気に入っている企業文化や風土はありますか? 髙田:Arithmerは人間関係がフラットだと思っています。これは、AIやDXの分野ではこの道何十年という人がいるわけではないために、互いの意見を尊重し、協力して新しいものを創り上げる必要があるためと感じます。Arithmerには良い意見があったらどんどん取り入れるというカルチャーがあります。命令や指示を待つというより、こちら側がどのように考えているのかを頻繁に聞かれ、意見をくみ取ろうとするスタンスを感じます。ある意味、能動的に考えることが求められていると思います。 ■働く中で、「ここがArithmerらしい」と思う瞬間はありますか? 髙田:毎週木曜日に開催される「Arithmer Seminar」(社員勉強会)に参加しているエンジニアが積極的に発言し、思ったことや改善すべき点などを発信している、というのがとてもいいところだと思いました。営業や経営管理の方も質疑応答に参加しますが、それ以上に技術者の方々が積極的に質問をしています。 2. 入社のきっかけ AIやDX業界であれば自分自身、成長機会があると感じました。 ■Arithmerに入ったきっかけは何でしたか? 髙田:以前からシステムやIT関連の仕事に携わっていたため、幅広いサービスを展開しているArithmerであれば、より深い経験が積めると思いました。 ■次の仕事を探すにあたっては、どのようなポイントを重視して会社を探したのでしょうか? 髙田:成長している分野というのを重視し、伸びている業界に身を置きたいと考えていました。AIやDX業界であれば自分自身、成長機会があると感じました。 ■前職からなぜ転職を考えたのでしょうか? 髙田:前職では2、3年が経過すると、今後どのような仕事をするのかがある程度決まっていたところがあり、5年後にどのような点で苦労するのか想像ができた時、違った事に挑戦してみたいと思いました。 ■何が転職の決め手となりましたか? 髙田:Arithmerのソリューションが多岐にわたり、一つ一つ関係がなさそうなのに連関しているところに興味がありました。それらの技術を応用することで、様々な業界に携わり、また自分自身のアンテナを張り巡らせることで、新規のお客さまを開拓することができると思いました。そして尖った技術に触れつつ、アイディア次第でその技術を新たな事業に広げることができるという期待がありました。 3. 大学での専攻や学生生活など ■大学ではどんな勉強をされていたのでしょうか? 髙田:大学ではビジネスプランを考えるなど、経営企画的なことを勉強していました。また社会課題をビジネスで解決するゼミに属し、ソーシャルビジネスというキーワードで事例を研究しました。例えば田舎の買い物難民向けにビジネスプランを企画し、その利益化の方法について議論しました。「社会課題の解決」という考えはArithmerのミッションにもみられます。大学での経験によってビジネスの新しい切り口を考えるヒントが得られ、それが今でも役に立っています。 ■学生時代は部活やアルバイトなどされていましたか? 髙田:大学時代はアルバイトを盛んにしていました。気軽に仕事に触れられるので良い経験ができたと考えています。GAPというアパレル会社で大学生活中の3年半ほどアルバイトをしていたのですが、マネキンを着せ替えたり、レジ打ちをしたり、フィッティングルームを担当したり、お客さまにお洋服をお勧めするなどしていました。 アルバイト先で一歳年上の先輩がいたのですが、アルバイトにもかかわらず、社員レベルの意識をもっており、何がどれだけ売れているからレイアウトの位置を変えた方がいいのでは、とよく話していて、ポジティブにスキルアップしようとする姿勢に刺激を受けたのを覚えています。 ■プライベートな時間の過ごし方に関してお尋ねしますが、フリータイムはどのように過ごしていますか? 髙田:趣味はサッカーと筋トレです。サッカーは小さい頃からずっと続けていて、現在でも社会人チームに加入しており、月に2回程度参加しています。 4. Arithmer入社以前のお仕事 ■前職で携わっていた仕事について教えてください。 髙田:工場や製造業向けに機械部品の営業をしていました。ベルトコンベアのモーター、ロボット、速度コントローラーなどを工場や工場設備の製造会社などに向けて販売していました。入社前にArithmerのロボットテクノロジーに興味を持ったのは、製造会社の機械になじみがあったからでもあります。入社直後は比較的、取引量が多い取引先にあてられ、その後、休眠顧客や取引量が少ない顧客をどう広げていくかを求められました。 5. Arithmerで取り組んだプロジェクト 毎日、未知の分野に挑戦している思いです。 ■今後、Arithmerでどのような仕事をしたいですか? 髙田:はじめは、先輩に付き添い、顧客との商談に同席して、議事録をとりつつ、疑問点を質問し勉強しました。そしてお客さまにご提案する資料を作成するなど、先輩の補助をしました。また新規でホームページよりお問い合わせがあったお客様に対し、会社紹介などのファーストアタックを行いました。入社時は前職の経験を活かすため、異常検知などをメインに担当しました。この分野では、お客様の課題をある程度想像できるというのが自分の強みかと思っています。 現在は、福島県広野町における防災の取り組みとして、流体予測AIシステムの推進を進めています。どのようなシステムを作るか、打ち合わせをしつつご提案させていただいております。 市町村のハザードマップのもととなるシステムを作るのが最終ゴールです。災害時の防災プランをあらかじめ策定するためのデータセットを提供しており、毎日、未知の分野に挑戦している思いです。福島県広野町は東日本大震災で多大な被害を受けた地域であり、防災意識が大変強いという意味でも、今後の自治体のモデルケースとなる可能性を秘めています。 ■仕事の中で感じているやりがい、楽しさについて教えてください 髙田:流体予測AIシステムについては、前もって知見があったわけではありませんが、今ではアサインされ、任せられています。その分野に対し、過度に長けていなくても思いがけないチャンスが巡ってくる、良いきっかけが降ってくるというのがArithmerの素晴らしい環境だと思います。 ■チーム内の仕事についてはいかがでしょうか? 髙田:エンジニアとの日頃の会話が非常に重要だと思います。営業としては専門的なことに関して分からない点が多いので、一体感をもって二人三脚でエンジニアと仕事を進める必要があります。 ■仕事で難しいと感じることはありますか? 髙田:新しいことをやろうとするとお客様に、「やれそうですか?」と聞かれることがありますが、現実問題、やってみないとわからない(*)というところがあり、お客様のご要望を活かしつつ実装していく、という折衝が難しいです。 *通常のAIプロジェクトでは、求められる精度を出せるモデル構築が可能かまず実証実験(PoC)を行い、実現可能性を検証したあと本開発に着手します。 ■とくに印象に残っている仕事やプロジェクトについて教えてください。 髙田:福島県広野町は流体予測AIシステムの調査で現場に足を運んだのですが、その隣町の大熊町は福島第一原子力発電所の所在地で、いまだに立ち入りが限定的なエリアです。 誤って車でこのエリアに近づいてしまった時に、シャッター街や人気のない街並みが続いているのが目に入りました。この時、津波と原子力事故の影響が現在でも確かに続いているということを知りました。改めて、流体予測AIシステムはこのような環境で生活する方たちのためになる仕事なのだと実感しました。 6. Arithmerでの目標 グローバルな仕事に挑戦したいです。 ■入社後、Arithmerで具体的にしてきたお仕事についてお聞かせください。 髙田:自分が担当するソリューションが、結果としてニュースやテレビで取り上げられるような価値あるサービスとなるよう努力したいと考えています。 ■今後のキャリアプランを聞かせていただけますでしょうか。 髙田:海外のお客様を担当してみたいと思っています。システムの導入先として海外の工場や拠点をお持ちの日本企業のプロジェクトなど、グローバルな仕事に挑戦したいです。 ■次に成し遂げたい目標はありますか? 髙田:Arithmerのニュースリリースとして取り上げられるような仕事を手がけたいです。またお客様のホームページにも掲載して貰えるような、ニュースとなる事例を残したいと考えています。 7. Arithmerへの入社を考えている方に対するメッセージ ■それでは最後にArithmerに興味関心を持ってくださる方へ一言お願いします。 髙田:様々な業界のリーディングカンパニーからの期待も高く、Arithmerではまだ世の中にない技術やサービスを提供する難しい仕事にチャレンジすることができます。そういう意味で、好奇心があり、新しいことが好きな方に向いていると思います。入社を検討している段階では想像できないようなことが経験できると思うので、ぜひ飛び込んでいただければと思います!