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日本応用数理学会で当社代表がベストオーサー賞(インダストリアルマテリアルズ部門)を受賞

Arithmer株式会社(本社:東京都文京区)の代表取締役社長(CEO)大田佳宏は、このたび、2023年度の一般社団法人日本応用数理学会(以下、日本応用数理学会)のベストオーサー賞(インダストリアルマテリアルズ部門)を受賞しました。


日本応用数理学会とは

 

日本応用数理学会とは、日本における応用数理的な研究、産業、教育等に関わる活動を支援し、共に活動していく学会です。この学会に所属する会員の専門分野は、数学、物理、化学、電気・電子、機械、材料、建築、情報処理、通信、計測・制御、システム工学、人間工学、経営など多岐に渡り、応用数理を研究、産業、教育に結びつける多恵の研究開発と普及、会員相互の連携、国際的な交流を行っています。


同会は毎年度、論文賞やベストオーサー賞を選出しており、このたび受賞した「ベストオーサー賞(インダストリアルマテリアルズ部門)は、学会誌「応用数理」に掲載された著述のうち、会員にとって理解しやすく興味を与えるものの中から、具体的な産業応用との関連が明確であり、特に優秀であったと認められたものに贈られる賞で、2022年32巻1号に寄稿した記事「3次元点群のアノテーションを効率化するための半自動化システム」が選出されました。


2023年度 日本応用数理学会 ベストオーサー賞発表内容

 

[論文]

3次元点群のアノテーションを効率化するための半自動化

[著者]

上坂 正晃、新田 恭平、佐藤 大輔、大田 佳宏

[受賞理由]

3次元空間上の物体・構造認識において、3次元の点群データの各点がどの物体に属しているかを識別するセグメンテーションは、3次元データの重要な解析技術のひとつとして活発に研究されている。3次元データ上の点が属する物体のラベリングは、場合によっては人間が膨大な手作業を行う必要があるため、高度なインターフェース開発や作業者の熟練度が要求される。著者らは、人間の手作業を半自動化する、3次元データに対するアノテーション支援ツールを開発した。本論文では、口腔内の3次元メッシュデータのアノテーションを例にとり、離散グラフに対する頂点の平均曲率と複雑度を用いた歯のアノテーションアルゴリズムを提案している。そして、人間の手作業を補助的に組み込むことで、アノテーションの精度と効率を両立する手法を提案したうえ、提案手法を実装したユーザーインターフェースが具体的に示されている。数理手法を産業へ応用し実用性の高いツールを開発した研究事例として高く評価できることから、ベストオーサー賞選考委員会は、本論文が日本応用数理学会ベストオーサー賞(インダストリアルマテリアルズ部門)にふさわしいものと判断した。


日本応用数理学会より発表された論文賞・ベストオーサー賞(2023年度)は、以下よりご確認ください。


当社は「数学で社会課題を解決する」をMissionに掲げ、数学のコア要素技術をベースに、さまざまな最先端のAIエンジンを駆使したソリューションを開発し、これらの高度技術を自在に組み合わせることで、顧客の課題解決に貢献してまいります。


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