運転支援AIシステムは安全性と利便性の両面をベースとした自動運転技術を開発
7月3日(金)に放送された四国放送の「フォーカス徳島」においてArithmerの運転支援AIシステムが取り上げられました。AIを活用することで交通事故を減らし、その技術をより高度な自動運転のベースとする施策がテレビで紹介されました。
交通事故は今なお多数発生しており、業務において車を使用することが多い物流業界では、他と比べて交通事故のリスクが高いといわれています。その中でも業務中の交通事故は企業にとって非常に重大なリスクとなります。Arithmerは大輪総合運輸株式会社と連携し、トラックの運行情報をもとにAIが道路状況の分析や歩行者、障害物などの検知を行うシステムを開発しました。トラックのバックミラーやサイドミラーの横にカメラを計3台設置することで、運転手の死角や見えにくいところを撮影し、危険運転を検知します。
今回導入されたのは、適正な車間距離を自動算出するシステムと側面カメラで死角を検知するシステム、そしてフロントカメラ映像による飛び出しを検知するシステムです。これらは人・自転車・バイク・車の識別ができます。また、ながら運転、居眠り運転、信号無視なども検知します。このシステムは安価なカメラでもAI解析が可能であるため、コスト削減にも有効とみられ、安全性と利便性の両面を兼ね備えているといえます。
ニュース内のインタビューで大輪総合運輸株式会社の森本社長は次のように述べています。「物流業界がまず取り組まなければならないのは交通事故をゼロにすることです。ただし人間はミスを犯してしまうものであり、人手に頼っていては事故をゼロに近づけるのは難しいでしょう。このような意味においてAIが人間の能力を補完してくれることを期待しています。」これを受けて、弊社代表は次のように話しました。「将来的には5Gを使って動的なハザードマップを自動構成することで、危険なエリアを予知し、アラートが出せるようにできると思います。ここまでいけば交通事故は極端に減ります。実際、リアルタイムの動画解析によって運転を制御するだけでは限界があり、あらかじめどの道路がどういう状況にあるかをオンラインデータで共有する、という流れまでもっていけば、自動運転の実装はかなり確率が高まります。」と説明しています。ArithmerはAIを活用することで、交通事故を減らし、この技術を応用して自動運転へと発展させることで、社会課題の解決に貢献したいと考えています。
フォーカス徳島 | 四国放送
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